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【AI連載小説】夕闇ノートと水路町の25日 第17話「夕闇の写真」

夕暮れの清瀬・東久留米を歩く中学生の少女のイラスト AI連載小説

この話はフィクションです。舞台となる町や施設、人物、出来事は創作です。実在する地域・団体・人物とは関係ありません。

第17話 夕闇の写真

抜け道で撮った写真を整理すると、ガラス戸の端に黒いノートを持つ人影が映っていた。作業着にも制服にも見える曖昧な輪郭で、胸元だけに町章バッジが鮮明に光っている。

同じ時刻、森戸さんは二人の後ろで測定しており、写真にも片腕が写っていた。別の人物である。三人が現地で反射角を再現すると、人影自体は向かいの通行人と電柱が重なった像だとわかった。

しかし町章バッジの光は再現できない。その夜、澪のスマートフォンへ、送信者不明の画像が届いた。二十五年前、同じ場所に立つ五人の生徒。その中央で沙耶が町章バッジを掲げている。

画像は古い写真の複写で、元データは森戸さんの木箱にしかないという。木箱を開ける約束を先延ばしにできなくなった。澪は怖さより、誰かが記録を外へ出そうとしている切実さを感じた。

翌日、森戸さんは自分が仕掛けた全項目と日付を一覧にした。赤い反射、チャイム、回覧板、傘、金属板、黒い印。七つ目の光以降は、彼の計画にない出来事が増えていた。

悠斗は二つの線を引いた。人が作った道筋と、そこへ割り込んだ説明不能な道筋。二本は競うのではなく、同じ未完の提案書へ向かっている。目的を確かめるには、木箱を開けるしかなかった。

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