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2000年・東海豪雨の記憶。愛知県西春の工場で経験した凄まじい浸水とあの夜

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ここ数日のひどい雨を見ると思い出すことがあります。

2000年9月、東海地方を襲った「東海豪雨」。当時、愛知県西春(現・北名古屋市)にあった職場で、あの未曾有の災害に遭遇しました。

最初は「ちょっと激しい雨が降ってきたな」という程度だったものが、わずかな時間で様子が一変しました。みるみるうちに水位が上がり、外からも濁流が押し寄せるように工場の敷地内へ。あっという間に1階部分が浸水し、積み上げてあった段ボールに入った製品が、まるでドミノのように次々と倒壊していきました。

水は容赦なく増え続け、ついには大人の腰の高さまで達しました。あの時の、足元から伝わる冷たさと恐怖感は今でも鮮明に覚えています。そんな極限状態の中、「そういえば、ここのトイレはボットン(汲み取り式)だったな……」というどうでもいいことがふと頭をよぎりましたが、それ以上、考えないことに。

自然の猛威のなか、早く帰ろうと無理に車を走らせた高級車に乗る同僚がいましたが、ほどなくして道路が冠水したため途中で動かなくなり、すごすごと引き返してきました。あの状況で車を動かすのがいかに危険だったかを思い知らされる光景でした。結局、私を含む数人は会社に残ることもできず、近くに住む同僚の家へと避難し、そこで不安な一夜を明かすことになりました。

翌朝、外に出て目の当たりにしたのは、まるで戦後のような惨状でした。 そこらじゅうで車が横転し、放置されていました。停電のため信号機はすべて消え、交通網は完全に麻痺状態。自然の驚異の大きさと、日常生活が一瞬で奪われる怖さを痛感した忘れられない一日です。

今は、その職場には、もういませんが、話に聞くとその後も何度か水害にあったという話も。。。

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