こんにちは!
先日、知り合いから、とんでもない投資話を熱心に勧められました。
結論から言います。「暗号資産を預けるだけで、毎月固定の利率がもらえる」という話は、100%詐欺(ポンジ・スキーム)です。
今回は、私が実際にどんな風に誘われ、どこで「怪しい」と見抜いたのか、その一部始終をブログにまとめました。同じような話で悩んでいる方は、本当にお金を振り込む前に一回立ち止まって読んでください!
1. 始まりは「最近、いい投資見つけたんだよね」
きっかけは、ごく普通の雑談からでした。
相手「最近、ビットコインとかの暗号資産(仮想通貨)ってやってる?」
私「いや、値動きが激しそうだし、難しそうでやってないかな」
相手「だよね。でも、値動きに関係なく、毎月確実に固定で10%の利息がもらえる仕組みがあるんだよ。私も最初は疑ったんだけど、本当に毎月口座にお金が振り込まれててさ」
出ました。投資の世界で最も危険な言葉、「毎月固定」と「確定」です。
相手が見せてくれたスマホの画面には、確かに海外風のオシャレな投資アプリが表示されていて、毎日・毎週チャリンチャリンとドル建てで利益が増えている履歴が残っていました。「ほら、嘘じゃないでしょ?」と。
2. なぜ「毎月固定の利率」はあり得ないのか?
一瞬「え、本当にあるのかな?」と思ってしまいそうになりますが、冷静に考えると原理的にあり得ません。
暗号資産は、1日で価格が10%以上も乱高下するボラティリティ(価格変動)の塊のような資産です。
そんな激しい市場のなかで、「毎月決まったパーセンテージの利益を出し続ける」なんて、神様でも不可能です。
じゃあ、なぜ相手のスマホ画面では利益が出ているように見えるのか?
理由は簡単です。
仕組みは古典的な「ポンジ・スキーム」
これは新しいWeb3の技術でもなんでもなく、100年前からある「ポンジ・スキーム」という詐欺の手口です。
- 私が預けたお金は、運用なんてされていない。
- 運営元は、「新しく入会したBさんの元本」を、先にいたAさんに「今月の利息です」と言って渡しているだけ。
- 新規の会員が増え続けている間は、見せかけの配当が回り続ける。
- 会員が増えなくなったら、運営は資金をすべて持って逃げる(ラグプル)。
つまり、画面上の数字はただの「データ上の演出」で、実際にはどこにも運用益なんて出ていないのです。
3. 勧誘してきた人が言っていた「怪しいセリフ」
他にも、詐欺特有の「怪しいサイン」がいくつもありました。
- 「紹介すると、紹介料としてさらに利率がアップするよ」
(新規の出資者を連れてこさせないとシステムが崩壊するため、マルチ商法のような仕組みになっています) - 「日本の金融庁は規制が厳しいから、海外の最先端の取引所を使うんだ」
(要するに、日本の法律が届かない無登録業者ということです。トラブルが起きても国は助けてくれません) - 「今は先行者利益のタイミングだから、早く始めた方がいい」
(冷静に考える時間を与えず、焦らせて入金させる手口です)
4. まとめ:うまい話は、向こうから歩いてこない
相手は悪気なく、本当に「良いものを見つけたから教えてあげよう」という善意で勧誘してきているケースもあります(これが一番厄介です。本人も騙されているので)。
もし、みなさんの身近な人や、SNS・マッチングアプリで知り合った人から、
- 「元本保証(またはノーリスク)」
- 「毎月固定の配当」
- 「暗号資産のステーキングやマイニング投資」
というワードが出てきたら、1秒で「詐欺だな」と判断してスルーしてください。
万が一、すでに少しお金を入れてしまっている方は、次の「出金」のタイミングで追加の税金や手数料を求められても、絶対に追加入金してはいけません。 すぐに警察の相談ダイヤル(#9110)や、国民生活センターに相談してくださいね。
みなさんの大切な資産、しっかり守っていきましょう!
